パチンコ屋のように生命保険会社も儲けなくてはいけないので、支払った保険料よりも多くもらえる人はほとんどいません。生命保険会社の商品で資産運用も兼ねているものもありますが、今の時代資産運用と生命保険は別に考えたほうがよさそうです。
さてその保険料はどのように計算されているのでしょう?
基本的には「簡易生命表」をもとに、
- 年齢・性別による死亡率
- 預かった保険料で運用できるであろう予定利率
- 自社の事業費
この3点から計算されます。
1.はどの会社でも高めに設定してあるので、設定値よりも死亡率が低ければ儲かります。2.は予定よりも運用がうまくいけば儲かります。その逆で運用率が予定よりも低いことを「逆ザヤ」といいます。3.も高めに設定してあるので、ほとんどの場合は儲かります。
このように、当たり前ではありますがちゃんと儲かるようになっています。保険会社各社で保険料に差が出るのは主に3.の要素が大きいようです。最近流行のネット系生命保険が安いのは特に3.が安く上がっているからです。
上記の1.や2.のようにあらかじめ率が決められているものに関しては質問すれば答えることができるはずです。この率が高めに設定されているほど良心的とはいえない、ということになるでしょう。もしも教えてもらえなかったら、考え直したほうがよさそうです。
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401(K) 2012