養老保険とは?

養老保険は満期になると満期保険金としてお金が返ってくる保険の種類です。一昔前では主流だった商品で、非常に貯蓄性の高いところが特徴です。月々の保険料が高めなのがネックですが、トータルで考えるとお得な場合が多く、逆に保険会社にとっては「将来加入者に多くのお金を戻さねばならない保険」は売りたくない、という思惑が先行しているため戦略から外しているケースが目立ちます。

単純に貯金をしていくとすれば、死亡などにより途中で積み重ねが途切れればその時点までの積み重ねた分しか残りません。図に描けば三角形です。しかし養老保険なら、保険に加入したその日から万が一途中で死亡しても、「死亡保障」でお金が下ります。図で示せば四角形です。そして満期に到達すれば、目的のお金を手にすることができます。

養老保険とは?

あまり高年齢でなければ、払い込んだ保険料以上の満期保険金を入手できる場合もあります。満期は3年、5年、10年、15年、20年、25年、30年という年を単位とする満期と、50歳、 55歳、 60歳、 65歳、 70歳、 75歳、 80歳という歳を単位とする満期とがあり、独立資金、ローンの頭金、旅行資金、生前贈与、遺産の相続額の調整などいろいろな利用のしかたがります。

ただ養老保険には満期(契約の終了時点・保障の満了時点)があり、それと目的の時期に合わせられるかの問題はあります。

養老保険には他の保険にはない「平準化」という仕組みがあります。生命保険は原則として、年齢ごとの死亡率に準拠して保険料が計算されます。よって高齢になれば保険料も高額になるのが普通ですが、養老保険の場合は高齢時の負担を若年時に回して保険料を平らに近くなるようにします。つまり若くして加入しても保険料はそれなりに高目ということです。

デメリットもありますが、逆の意味ではメリットでもあります。掛け捨ての定期保険とは全く正反対ということになり、貯蓄性の高さを利用した計画的な利用であればかなりお勧めできます。

photo by: 401(K) 2012

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