結論から言えば、更新の回数が多ければ多いほど、死ぬまでに支払う保険料(合計保険料)は多くなります。
実際に計算してみると、35歳の男性が、75歳まで40年間の保障を得ようとして、掛け捨ての定期保険の死亡保障1,000万円の保険に加入したとします。Aは、35歳から75歳までの40年間を更新なしの75歳満期の直通で払い、Bは、35歳から75歳まで10年ごとに更新して40年間支払うとすると、Bは初めの10年間は月額保険料2790円となんとも安い。それに比べAは初めから7370円なので一見高そうに見えますが、トータルでみるとなんとAの方が約90万円も安くなる計算になります。もちろん保険会社にもよりますが、どこもだいたいこんな感じになります。
加入する時は10年更新と言われれば10年後なんて遠い未来なので更新後の保険料なんて気にもならないかもしれませんが、更新後の保険料の増加はまさに恐怖です。
若い時の一時しのぎで、定期保険の10年更新を選択することがあっても、その保険を一生涯の保障として考えるのはあまりにも不経済的なので30歳を目安に考え直してはいかがでしょうか?
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