ほとんどの人は若い時に保険に加入するため、選球眼なくして選んでしまうことがほとんどでしょう。既にミスマッチな保険に加入してしまっている人はがっかりせず、今からでも間に合いますからまずは現在の保険証券を出してみましょう。まず重要なポイントは以下の通りです。
- 現在の死亡保障額はいくらか
- その保障額は何歳までか
- 現在の保険料はいくらか
- その保険料は何歳までか(更新があるなら、何歳時に更新か)
- 更新後の保険料はいくらか
- 3.+5.=合計保険料(支払う予定のトータル額)はいくらか
- 合計保険料を払い終わったあとの死亡保障額はいくらか
保険に加入する時は選ぶというよりも勧められて加入する方が圧倒的に多いです。ですがポイントといっても上記ぐらい。現在の保険が自分みマッチしているかはすぐに判明すると思います。
保険証券には、「更新後の保険料」が明示されている証券と、何も示されていない証券とがあります。保険料が分からなければ、5.6.7.が把握できないので、そんなときはその保険会社の「カスタマーセンター」に電話をして、保険料を聞いてみましょう。親切に教えてくれないような会社だったら、その保険会社の保険はやめた方がいいでしょう。ただし、保険料を聞くのに、担当営業員に聞くのは原則としてやめた方が賢明です。営業員自身に不利益な回答を求めても期待できません。
恐ろしい更新と終身払込。ちゃんと計算すればいかに多くの保険料を支払う羽目になるか分かるのですが、ほとんどの人はそれをしません。
新聞などに掲載されている保険料表は、おおむね5歳単位(または10歳単位)の表ですが、たとえば37歳の人は、自分の保険料がいくらなのか分からないことがあります。こんな場合は次の方法で、大体の生命保険料を出すことができます。
(40歳の保険料-35歳の保険料)÷ 5×2歳+35歳の保険料=37歳の保険料
こうして計算する習慣が身につくと、いかに巧みな数字のマジックに騙されていたかが浮き彫りになってきます。
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