医療保険とは?

医療保険は単独の保険に入っている人よりも、死亡保障の保険に特約で加入している人の方が圧倒的に多いようです。しかし医療保障をこの方法で保有していると、保険本体の主契約、主に終身保険の保険料支払い終了時点で、医療保障の保障も終わってしまいます。

特約で医療保障に入っていると、保障が終わってしまう年齢になって新しく医療保険に入ろうとする時、年齢が年齢だけに、非常に高い保険料になってしまいます。高い保険料を払えたとしても、その時の健康状態や過去の病歴によっては、新たな保険に入れない危険性大です。特約で入っている医療保障は一日でも早く解約して、単独の一生涯保障のある医療保険に加入し直しましょう。

医療保険とは?

もう一つ大事なことは、かつての医療保障は「入院から4日間は免責」で、入院給付金は5日日から支払われたが、今では「入院給付金は初日から」支給されるものが多くなったことです。多くの人々は、「入院初日から保障してくれる親切な保険」が出たので、「保険会社もなんて親切になったのだろう」と思えそうですがちょっと待ってください。入院初日からという保険には、最初から自動的にその「特約保険料」が組み込まれているというからくりなのです。つまりお得になったわけではありません。

  • 医療保険に入る時は次の点に注意しましょう。

① 加入時から終身保障があるものが絶対要件です。医療保障は生涯続くことが必要で、「保険期間10年」「保険料払込期間10年」または「終身払込」の保険は避けたほうが無難です。目先の保険料がいくら安くても、デメリットをよく考慮して計画的でない限りお勧めできません。

② 保険料の支払いは、長くても65歳(定年、または年金開始年齢)で終わらせたいところです。年金生活の年齢になっても保険料を払い続けるのは避けたいところです。

  • 下記の中から自分に必要なものは何か、条件に照らし合わせてみよう。

① 1泊2日からの入院をどうするか、先程の内容です。

② 1回の入院は、120日がお勧めです。最近は入院期間がどんどん短期化されて、 1回の入院は平均で21日とも言われています。しかし高年齢になって、脳梗塞や結核など長期の入院を余儀なくされる病気もあり、年齢が高くなってから120日型に取り替えたくてもできなくなることが多いです。

③ 解約返戻金は有った方が良いです。医療保険は自分のための保険で、解約することは原則的に考えにくいです。前の記事でも書きましたが、保険は貯蓄性が高いものの方が月額は高くなりますが、トータルで考えるとお得な場合がほとんどです。

④ 死亡保険金は最低限、葬式代や身辺整理のために必要な金額は確保しましょう。

⑤ 手術給付金は絶対に必要と思われがちだが、必ずしもそうではありません。がんのような病気になると何百万円もかかってしまうのではないかと想像してしまいますが、実はそんなことはありません。日本には「高額療養費」という制度があるので、最終的に10万円未満で済んでしまうケースがほとんどです。身内が病気になって入院すると、以外にも自己負担が安すぎてびっくりする方が多いと思います。

上記のように何かと複雑な医療保険ですが、死亡保険にならんで重要です。しかし審査がとても厳しい場合が多く、中には「入ってしまえば」と、告知をごまかす人もいるが、保険金・給付金支払い時に、全社が登録している支払い経歴の調査をされるので、簡単にばれてしまいます。

入院すると医療費のほかに、入院している間の家事代行や職業によっては減収もありうることを考えれば、それを補てんするためにも医療保険はとても重要です。

photo by: sancho_panza

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